ミニPCをクリーンインストールした
はじめに
中華系のミニPCから最初から入っているOSがマルウェアとかに感染しているかもと考えて、あまり機密情報を入れるマシンとして使いたくないと考えて、クリーンインストールした。クリーンインストールの手順および、ライセンスとしてどのようになったのかを記録する。
事前準備
ドライバの保存
PowerShell管理者モードで以下のコマンドを実行してドライバの一覧を取得する
driverquery
ドライバーのファイルを全部保存する。
dism /online /export-driver /destination:"c:\some_where"
これを別PCになり、クリーンインストールするUSBに入れる
資格情報の確認
コマンドプロンプトで以下を実行する
slmgr -dli
結果は以下のようになっておりVL版でした。よくわからないVL版なのでハズレですね。
ShowKeyPlusを使用して、ライセンスキーを見てみます。しかし、VL版なので、Installed Key: MAK key not available
となっておりキーがわからない。
ShowKeyPlus - Windows Product Information
Product Name: Windows 11 Pro
Product ID: 00331-20314-70826-*****
Build Version: 22000.2295 (64-bit OS)
Installed Key: MAK key not available
OEM Key: OEM key not present in firmware
マイクロソフトアカウントへの紐づけ
Windows のライセンス認証を行う - Microsoft サポートを参考にする。
Microsoft アカウントをリンクする手順
Microsoft アカウントをリンクするには、次の手順に従って操作します:
管理者としてサインインする
- Microsoft アカウントを追加するには、管理者としてサインインします。
- 管理者アカウントを使用していることを確認するには、[スタート] ボタンを選択し、[設定] > [アカウント] > [自分の情報] を選択します。
- 自分の名前の下に、「管理者」と表示されます。もし表示されない場合は、管理者アカウントではないので、「ローカル ユーザーまたは管理者アカウントを作成する」を参照してください。
自分の情報で確認する
- [設定] で [自分の情報] に移動します。
- 管理者アカウントが Microsoft アカウントであることを確認し、**「管理者」**の上にメールアドレスが表示されているか確認します。
- メールアドレスが表示される場合、これは Microsoft アカウントです。
- 表示されない場合は、ローカルアカウントでサインインしています。まだ Microsoft アカウントをお持ちでない場合は、新しい Microsoft アカウントを作成する方法を参照してください。
Microsoft アカウントを使用してライセンス認証する
- 管理者であり、Microsoft アカウントを使用していることを確認したら、[ライセンス認証] ページに戻ります。
- [アカウントの追加] を選択し、Microsoft アカウントとパスワードを入力して、[サインイン] を選択します。
Microsoft アカウントが追加されると、[ライセンス認証] ページに、Microsoft アカウントにリンクされたデジタルライセンスで Windows がアクティブ化されます。
USB作成
クリーンインストールするためのUSBメモリをWindows 11 Clean Installationを参考に作成する。
クリーンインストール
- BIOSでUSBで起動するようにする。
- 既存のパーティションは全部削除する
- インストール完了後のアカウントは先程紐づけたマイクロソフトのアカウントで入る
ドライバーのインストール
Windowsキー+Xでデバイスマネージャーを開く。以下のようにデバイスマネージャーで三角ビックリマークのところについて、先程保存したドライバーを参照して、ドライバーをインストールする。
Serial Portのドライバだったと思う。使わないが、三角ビックリマークのディバイスがあるのが個人的には気持ちが悪いので、全部使えるような状態にしておく
クリーンインストール後のライセンス
コマンドプロンプトで以下を実行する
slmgr -dli
以下のようにリーテル版になっていた。
ShowKeyPlusを使用して、ライセンスキーを見ていたら、VK7JG-NPHTM-C97JM-9MPGT-3V66T
となっていた。このキーはwindows10からwindows11に無料アップグレードする時に付与されるライセンスキーらしい。windows10のパソコンもあるので、それがアップグレードされたと勘違いされたのかも。
OneDrive無効化
以下をコマンドプロンプトで実行しOneDriveを使用しないよにする
reg add "HKCU\Software\Microsoft\OneDrive" /v DisableFileSyncNGSC /t REG_DWORD /d 1 /f
windows10風にする。
以下を参考にwindows10風にする。OSごとにUIを変えるのはいい加減やめてほしい。
- 可能な限りWindows 11のUIをWindows 10風に変更するまとめ|aLog。
- valinet/ExplorerPatcher: This project aims to enhance the working environment on Windows
まとめ
OSの中身的にはクリーンインストールして、きれいな状態にはなったと思う。しかしながら、ライセンス的にはVL版からリーテル版になった。リーテル版はOS単品で買った時のライセンスなので、どっから湧いてきたのかなと思う。勝手にマクロソフトがアップグレードしたライセンスだと認識して、ライセンスが付与されている可能性がある。そうすると、もしかすると、今使っているWindows10(メインPC)をWindows11にアップグレードすると、このミニPCのライセンスが外れるかもと思った。